出産レポ③ ハヤシライスを忘れない
和痛分娩は中止。
通常の痛み(陣痛)のつらさに耐えかねて、痛みの合間に、
和痛分娩を再開してもらえるように助産師さんに必死に頼み込みました。
医師に聞いてみるとは言われたものの、しばらくそのまま…(このとき担当医師は、外来の診察中でした)。
すっごい痛みで朦朧とするなか、私は、
病院で出されたお昼ごはん(ハヤシライス)を食べ、ケータイでメールをしながら付き添ってくれている実母に、腹を立てていました。
痛がってるそばで、昼食食べなくてもいいよね!?
なんで、ケータイばっか見てるの?!外でやってよ!!
と。
付き添いなんか要らん!と、このとき強く思いましたが、それを口に出す元気さえない。ぐっしょり汗をかき、喉の渇きから水を求めていたものの、入院グッズのなかにキャップ付きストローを入れてきたのに、使用できず。
ただ痛みに耐え、う~うぅ~~と呻るのみ。
痛みの波がくるたびに私が呻り、母が慌てたようにケータイを止め
「はっ、はっ、はっ、と息をするのよ~」というのですが、全然効かない。。。
そうしているうちに午睡の時間をすぎ、なんとか和痛の薬を再開させてもらえることに。薬が入ると急激に楽になり、何とか喋られるまでに痛みが軽減。
しかし、お腹の中の赤ちゃんが陣痛中なのに寝てしまい、降りてこないという事態に・・・。急きょ、誘発分娩が追加されました。
夫も汗だくで戻ってきました。
(会社の人たちが、早く帰らせてくれたと聞きました)
夫のがうくんが、手を握って「深く息を吸って」と言ってくれたのですが、これが一番痛みには効いたと思います。
陣痛の時のハヤシライスは一生忘れることができないでしょう。